青化浴、塩化浴、ジンケート浴等浴種を問わずご使用いただけます。また、通常のめっき処理後の品物に対してだけでなく、ダイキャスト等に直接使用して皮膜形成を行うことも可能です。
トップコートなし、1工程でSST(塩水噴霧試験)168hr以上の高い耐食性を実現します。
皮膜の色調を青色、薄い黄色、赤みを帯びた黄色まで、処理条件を調整することで制御できます。
通常の運用であればA剤(903HA)の補給のみで維持管理が可能です。
6価クロムを含有しないため、排水処理が容易です。
項目 | 標準(使用範囲) |
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パワーコート903HA濃度 | 100m L/L (40~200m L/ L) |
処理pH | 2.3(1.5~2.6) |
処理温度 | 30℃ (20~40℃) |
処理時間 | 30秒 (10~100秒) |
活性化硝酸浸漬 67.5%硝酸 | 2mL/L (3~10m L/L) |
攪拌 | エアー攪拌または処理物揺動 |
処理槽 | PVC、FRPライニング処 |
処理かご | 樹脂コーティング |
乾燥条件 | 50℃~70℃の熱風または振り切り乾燥 |
建浴時、苛性ソーダ水溶液 または硝酸で、所定のpHに必ず調整してください。
処理時間を短くしたりpHを高くすることにより青みを出すことができます。
pH自動管理器でpHを一定に保ちながら、パワーコート903HAと硝酸水溶液を自動補給します。
静止 ライン | 約 5000 dm2 処理ごとに | パワーコート903HAを1.0L 補給 硝酸水溶液 を 1.0 L 補給 |
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回転 ライン | 約 160kg (6φ x 35ネジ)処理ごとに |
※硝酸 水溶液 67.5% 硝酸: 市水 1 4
皮膜外観は薄い青色から薄い黄色まで条件によって色を調整できます。
パワーコート903HAは強酸性です。必ず安全メガネやゴム手袋などを使用してください。本剤が皮膚に触れたときには直ちに水で洗ってください。
排水処理はクロム系の処理を行ってください。
薬液構成 |
パワーコート903HA パワーコート903HC |
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性状 |
パワーコート903HA: 濃赤紫色の強酸性液体 パワーコート903HC: 濃赤紫色の強酸性液体 |
荷姿 |
パワーコート903HA: ポリ缶(入目 20kg) パワーコート903HC: ポリ缶(入目 20kg) |
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