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パワーコート903CF

 

コバルト非含有の
3価クロム化成処理剤

環境負荷物質であるコバルトを含有しない銀白色3価クロム化成処理剤です。コバルトを含有していませんが、耐食性は旧来の製品と同等です。

パワーコート903CFの特徴

その1

コバルトフリー

環境負荷物質であるコバルトを含有していません。

その2

色調を柔軟に変更可能

皮膜の色調を薄い黄色~薄い緑色まで、処理条件を調整することで制御できます。

その3

耐食性は従来と同等

耐食性(中性塩水噴霧試験)は従来の6価クロメートと同等以上です。

その4

6価クロム非含有

6価クロムを含有しないため、排水処理が容易です。

3価クロム化成処理剤の処理条件

※左右にフリックしてご覧いただけます。
項目 静止
標準(使用範囲)
処理濃度:パワーコート903CFA 50m L/L (25~80m L/ L)
処理濃度:パワーコート903CFB 60m L/L (30~90m L/ L)
処理濃度:パワーコート903CFS 15m L/L (5~25m L/ L)
処理pH 2.0 (1.6~2.4)
処理温度 30℃ (20~40℃)
処理時間 30秒 (10~100秒)
活性化硝酸浸漬 67.5%硝酸 5mL/L (2~10m L/L)
攪拌 エアー攪拌または処理物揺動
処理槽 PVC、FRPライニング処
処理かご 樹脂コーティング
乾燥条件 50℃~70℃の熱風または振り切り乾燥

建浴時、苛性ソーダ水溶液 または硝酸で、所定のpHに必ず調整してください。

※左右にフリックしてご覧いただけます。
項目 回転
標準(使用範囲)
処理濃度:パワーコート903CFA 50m L/L (25~80m L/ L)
処理濃度:パワーコート903CFB 60m L/L (30~90m L/ L)
処理濃度:パワーコート903CFS 25m L/L (10~40m L/ L)
処理pH 2.0 (1.6~2.4)
処理温度 30℃ (20~40℃)
処理時間 30秒 (10~100秒)
活性化硝酸浸漬 67.5%硝酸 5mL/L (2~10m L/L)
攪拌 エアー攪拌または処理物揺動
処理槽 PVC、FRPライニング処
処理かご 樹脂コーティング
乾燥条件 50℃~70℃の熱風または振り切り乾燥

建浴時、苛性ソーダ水溶液 または硝酸で、所定のpHに必ず調整してください。

補給

pH自動管理器でpHを一定に保ちながら、パワーコート903CFAと硝酸水溶液を自動補給します。

※左右にフリックしてご覧いただけます。
静止 ライン 約 5000 dm2 処理ごとに

903CFAを 1L
硝酸水溶液を 0.2L
903CFBを 1.2L
903CFSを 0.1L

回転 ライン 約 160kg (6φ x 35ネジ)処理ごとに 903CFAを 1L
硝酸水溶液を 0.2L
903CFBを 1.2L
903CFSを 0.1~0.5L

※硝酸 水溶液 67.5% 硝酸: 市水 1 4

3価クロム化成処理剤の処理工程

  • 亜鉛めっき
  • 水洗い
  • 硝酸浸漬
  • 水洗
  • 903CF処理
  • 水洗
  • 水洗
  • 乾燥

取り扱い上の注意

パワーコート903CFA、CFBは強酸性です。必ず安全メガネやゴム手袋などを使用してください。本剤が皮膚に触れたときには直ちに水で洗ってください。
排水処理はクロム系の処理を行ってください。

仕様

薬液構成

パワーコート903CFA

パワーコート903CFB

パワーコート903CFS

性状

パワーコート903CFA: 濃赤紫色の強酸性液体

パワーコート903CFB: 無色透明の強酸性液体

パワーコート903CFS: 無色透明の液体

荷姿

パワーコート903CFA: ポリ缶(入目 20kg)

パワーコート903CFB: ポリ缶(入目 20kg)

パワーコート903CFS: ポリ缶(入目 20kg)

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