SURTECH2025 表面技術要素展 に参加致します【見どころのご紹介、資料ダウンロード】
2025年1月29日から東京ビッグサイトで開催されます、『Surtech2025 表面技術要素展』に...
株式会社タイホー
以前に、化学研磨とはどういう処理なのか?ということについて簡単に説明させていただきました。
(詳しく知りたい方はこちらのリンクからどうぞ:化学研磨とは?)
化学研磨に興味を持たれた方の中には、実際に化学研磨が行われる様子を見てみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、研究室で化学研磨を実施した様子をご紹介します。
簡単に説明した内容の他にも、今回は動画もご用意しています。
化学研磨に興味がある方はぜひ、最後までご覧になっていただけたら嬉しいです!
目次
こちらが実際に研究室でステンレスの化学研磨処理を行った動画になっています。
画像よりもきっと分かりやすいと思いますのでぜひご覧ください。
動画では早すぎたという方に向けて、実施した工程を改めて書かせていただくと、こんな感じになっています。
動画には入っていませんが、実際は化学研磨以外にも、脱脂処理や不働態化処理も行います。
※ステンレスの化学研磨については前回の記事でもご紹介しているので良かったら、こちらの記事(化学研磨後の表面はどうなっているの?観察してみた<実験>)もどうぞ!
化学研磨を行いたい金属(=素材:今回はSUS304という材質のステンレスを使っています)を脱脂液に浸けて油汚れを取り除きます。
脱脂液には弊社の薬品・クリーナー108Gを使って行いました。
※処理条件 108G 50g/L、60℃で10分処理
素材を化学研磨処理液に浸漬します。この時、化学研磨処理液は95~98℃と高温にしています。この処理を行うことでバリを取る・表面に光沢を持たせてピカピカにするといったことが可能になります。
化学研磨が終わった素材を10%硝酸に5分程浸漬する事で不働態化処理を行います。その後、水洗を行ってから乾燥します。
今回は実際に化学研磨処理を実施した様子を動画でご紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
化学研磨について少しでも興味を持ってもらえたり、参考にしていただければ嬉しいです。
今回も、ここまでお読みいただきありがとうございました!
また、弊社ではSUS304、316といったステンレス向けの化学研磨剤(薬品)を取り扱っております。
お試しになりたい場合は、画面下部の"お問合せフォーム"からお問い合わせください。
なお本記事は以前にnoteに掲載していた記事を加筆・訂正したものになります。
従来の化学研磨剤では光沢が得られにくいSUS304 1/2H材の化学研磨に最適な製品です。
臭いも少なく現場にも優しい製品です。
SUS304、SUS316頭のオーステナイト系ステンレス鋼の小物を短時間で大量に研磨できます。
臭いも少なく現場にも優しい製品です。