以前に、化学研磨とはどういう処理なのか?ということについて簡単に説明させていただきました。
(詳しく知りたい方はこちらのリンクからどうぞ:化学研磨とは?)
化学研磨に興味を持たれた方の中には、身近なものを化学研磨してみるとどうなるの?と思った方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、研究室で錆びたルアーの針を化学研磨してみました。
(ちなみにこのルアーは、研究員の私物です。コロナで釣りに行く機会が減ってサビサビですね…釣り行きたいです!!)。
簡単に説明した内容の他にも、今回は動画もご用意しています。
化学研磨に興味がある方はぜひ、最後までご覧になっていただけたら嬉しいです!
目次
<動画で解説>錆びたルアーの針をピカピカにしてみた!
こちらが実際に研究室でステンレスの化学研磨処理を行った動画になっています。
画像よりもきっと分かりやすいと思いますのでぜひご覧ください。
※もしも、参考になりましたらYoutubeのいいね、チャンネル登録していただけると励みになります!
<画像でも解説>錆びたルアーの針をピカピカにしてみた!
動画では早すぎたという方に向けて、変化の様子を画像でも見てみましょう。
化学研磨前
化学研磨後
釣り針部分がピカピカになったのが確認できました!塗装の色落ちが見られますが・・・見なかったことにしましょう(笑)
ちなみに、リングの部分など全くピカピカにならなかった部分もあります。
おそらく、この部分はステンレスではなかった為だと考えられます。
キーホルダーなどにも使われるリング部分なので、加工しやすいように真鍮などだったのではないかと思われます。
※ちなみにステンレスの化学研磨については前回の記事でもご紹介しているので良かったら、こちらの記事(<動画付き>ステンレスの化学研磨やってみた<実験>)もどうぞ!
まとめ
今回は、身近な物の化学研磨処理として、ルアーの釣り針を化学研磨してみた様子を動画でご紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
化学研磨について少しでも興味を持ってもらえたり、参考にしていただければ嬉しいです。
今回も、ここまでお読みいただきありがとうございました!
また、弊社ではSUS304、316といったステンレス向けの化学研磨剤(薬品)を取り扱っております。
お試しになりたい場合は、画面下部の"お問合せフォーム"からお問い合わせください。
なお本記事は以前にnoteに掲載していた記事を加筆・訂正したものになります。
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