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超低濃度のクロム酸水溶液(1L容器、濃度1%以下)

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製造委託事例集01

弊社にご依頼頂くクロム酸製品の製造委託では、300~500g/Lと中濃度や高濃度での溶解が多いのですが、1%以下の超低濃度でのご依頼も頂きます。今回はこの超低濃度かつ1L容器でのクロム酸溶解製品についてご紹介します。

クロム酸の濃度について

今回ご紹介するクロム酸溶解の事例は、1L容器かつ1%以下の超低濃度の製品になります。
用途としては、エッチングに使用されたり、研究室で試薬として使われています。

製造の流れ

1L充填かつ少量製造のため、タンクではなくドラフター内で計量と製造を行います。

無水クロム酸をドラフター内で計量及び溶解

作業直前にクロム酸を計量する秤の校正を行い投入量の精度を維持します。

校正が完了したら、クロム酸が粉塵として舞わないように注意しつつ、ドラフター内でクロム酸の計量を行います。

合わせて、純水の計量も行い、計量したクロム酸を純水に投入して溶解を行います。

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品質検査

溶解が完了後に、品質検査を行います。

検査は滴定によるクロム濃度の測定と比重測定が一般的ですが、本製品ではクロム酸濃度の測定のみとご指定頂いていたため、クロム酸濃度のみの検査を行っています。

また検査後には、結果を記載した品質検査表を作成します。この品質検査表は出荷時に製品に添付してお渡ししています。

充填

検査に合格した製品は、指定の容器に充填をいたします。

一般的には20Lのポリ容器が多いのですが、お客様より小さな容器に小分けして欲しいとのご要望があり、1Lのポリびんに小分けして充填を行っております。

なお、計量は重量、容量どちらも対応しております。(容量の場合は比重から容量を割り出し、計量を行います)

まとめ

簡単にではありますが、超低濃度のクロム酸溶解製品の事例をご紹介しました。

この事例では①クロム酸の濃度を非常に低く(1%以下)、②1L容器に充填欲しいとの2つのご要望に対応致しました。

クロム酸は今回のような少量の取り扱いでも、必ずドラフターを使うなど、取り扱いには注意を払う必要があると弊社では考えております。

また、用途が試薬だったり、少量で定量で運用するなどの場合では、20Lのポリ容器では向かない場合もございます。

弊社では、1Lなどの少量容器への小分けにも対応しておりますので、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。

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