
先日、表面改質展やケミカルマテリアルJAPANに出展させて頂いた中で、弊社が展示していた「難原料の製造委託」の"『難原料』とはどういうものですか?"というご質問を多数頂きましたのでご説明させて頂きます。
『難原料』とは?
先日、表面改質展やケミカルマテリアルJAPANに出展させて頂きました。沢山の来場者の方に興味をもって頂き、多くの問い合わせや引き合いを頂きました。
そんな問い合わせの中で最も質問が多かったのが「難原料って何?」というものでした。
そもそも「なんげんりょう」なる言葉は一般用語ではなく、我々が勝手につくった造語です。
受諾をしていると、どこもやりたがらない、どこも取り扱わないというお約束の原料があり、それらの原料を我々は難原料と称しています。
具体的にはクロム酸、フッ酸、硝酸およびそれらの混酸となる製品です。
『難原料』はどんな用途で使われている?
弊社が創業当時から手掛けている亜鉛めっきの後処理工程やクロムめっきに使われる他、プラスチックめっきのエッチング、現在は世界中で必要とされている半導体の加工工程など、従来の表面処理から最先端部品まで、あらゆる局面で使用されています。
環境負荷は非常に問題なのですが、クロムやフッ酸は金属や樹脂など表面加工をする上で非常に優れた唯一無二の機能をもっているのも事実です。
敬遠されるが社会に必要ともされる『難原料』
難原料は環境負荷物質としてどこの企業様も敬遠されています。
それも時代の流れとして、よくある話なのだと思います。
しかしながら経済を進める上でどうしても必要な原料である以上、誰かが取り組まなければ、安定的に供給することが難しくなってしまいます。
弊社は大気と水質そして作業スタッフの健康被害のないラインを設計しており、どこよりも安全に加工できるラインを設計しています。そして今後も日本のモノづくりのために難原料に特化した製造委託サービスを展開して参ります。
まとめ
弊社の造語のためわかりにくい点もある『難原料』についてご紹介致しました。
取り扱いが難しいですが、有用な原料であるため敬遠されつつも広く利用されている原料になります。
弊社はそんな難原料に特化した製造委託サービスを展開しております。
何かお困りのことがありましたらお気軽にお問合せください。
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